2013年8月15日木曜日

六島と出会うまで



☆★☆六島訪問まであと4日☆★☆

いよいよ来週から六島でのインターンが始まるわけですが、
「東北在住者がなぜはるばる瀬戸内海の六島に?」と疑問に思った方もいるかもしれません。
そこで今日は、六島と出会うまでのお話をご紹介したいと思います!



話は大学入学当初にまでさかのぼります…。
18年間、地元の岩手県盛岡市から出たことのなかったわたし。
大学入学を機に暮らし始めた東北の大都会・仙台、全国各地から人が集まる街で受けるカルチャーショックの数々。
特にショックだったのは、地元の知名度の低さでした。
太鼓の多さでギネス記録にも載った盛岡の夏の風物詩「さんさ祭り」すら「何それ?」状態。
留学生の友だちに「日本のどこに行きたい?」と聞いても、北海道・東京・大阪・京都・沖縄…まず、東北は出てきません。
「東北?岩手?何があるの?」状態。
岩手が四国と同じくらい大きいというのも、あまり知られていないお話。
有名観光地もいいけれど、岩手にもたくさんいいところはあるのに!と悔しいような歯がゆいような気持ちがありました。
今思うと、当時の自分自身のコンプレックスや自信のなさがそんな気持ちにつながっていたのかもしれません。

有名観光地になりたいわけじゃない。
でも、「いいところだな」と知ってほしい、思ってほしい。
どんな地域にも魅力があるはず。
その魅力を見つけ、上手に発信し、地域に足を運んでもらうには?
そうした疑問の答えを探すとっかかりとして「観光」に興味を持つようになりました。

個人的にも見知らぬ土地に行き、知らないことを知るのがだいすきなので、大学4年間もあちこち足を運びました。
特に印象深いのは、今年の5月、広島から岩手まで太平洋沿いを北上する一人旅をしたこと。
鈍行電車とバスを乗り継ぎ、ゲストハウスを泊り歩いての旅でした。
行く先々で地元の人におすすめを教えてもらいながら、次の行き先を決める日々。
生まれて初めて乗る、瀬戸内海沿いを走る電車。
車窓から見える、海峡を行き交う船と、青く光る海に浮かぶ島々。
山々に四方を囲まれた北国の内陸で育ってきたわたしにとっては、まさに未知の世界でした。
「瀬戸内海で、島で暮らすってどういうことだろう」。
そんな疑問が帰ってからも頭の片隅に残っていました。

旅から戻って少しした7月上旬のある日。
高校の親友に紹介してもらったインターンシップ検索サイト「Project index」で、とある一文が目に飛び込んできました。
「課題最先端の島で、地域資源発掘×空家×新たな『島暮らし』⇒観光」
詳細を見ると、 場所は瀬戸内海にある六島。
それが六島との出会いでした。
印象的な灯台と一面のスイセンの写真。
「ここに行ってみたい」。「自分が何かできることがあるなら、力になりたい」。
そんな思いで、その場で問い合わせのメールを送りました。
そして、エントリーシート提出や何度かのSkype面接を経て、六島でのインターンが決まったのでした。

六島でのインターン生受け入れはこれが3期目。
第3期のインターン生はわたしを含め4人。
他のみんなはもう既に島に到着しているので、早く混ざりたい気持ちでいっぱいです。
島に着いたらみんなにも六島との出会いについて聞いてみよう♪

0 件のコメント:

コメントを投稿