2013年9月28日土曜日


岩手の三陸を舞台にしたNHKドラマ、「あまちゃん」が今日、とうとう最終回を迎えました。
六島から帰ってきてから、ドラマで海のシーンを見るたび、六島の海を重ねて思い出していました。
※今日のブログは、「あまちゃん」最終回ネタバレ注意です!

岩手の中でも、内陸育ちのわたし。
正直なところ、三陸の海にはほとんど縁なく育ちました。
記憶にある限りの一番古い三陸の海の記憶は、高3の夏、友人と一緒に見た岩手県大船渡市の海。
「これぞリアス式海岸!」というような入り組んだ海岸線。青い海。浮かぶ漁船の数々。
友人が目をキラキラさせて話してくれた夏の海上花火や、大漁旗をかかげた船団の美しさ。
実際それを目にすることはありませんでしたが、想像の中でその風景がありありと浮かぶようでした。

震災後、当時住んでいた宮城県で、何度も足を運んだ沿岸部。
津波の爪痕が色濃く残る一方で、海自体はいつも静かにそこにありました。
写真は六島のある笠岡市と交流を行っている宮城県南三陸町。
(笠岡市と南三陸町の両商店街は、「ぼうさい朝市ネットワーク」を通してつながっています。
 このネットワークに関してのお話はまた別の機会に。)
2012年6月、南三陸町の防災庁舎
2013年6月、南三陸町

そしてこの夏、わたしは六島へ。





震災後、海に対する恐怖心が常にどこかにあったわたしですが、六島での日々は、海の豊かさを教えてくれました。
豊かさだけではなく、海と生きていく厳しさも。
台風が近づき荒れる海。定期船の中から。


あまちゃん「最終回」、お座敷列車の中から見える海を見て、懐かしさがこみ上げました。
三陸の海、六島の海。
山々に囲まれて育ち、今でも山を見るとほっとするのは変わりません。
でも海を見ても懐かしく思えるようになったのは、六島のおかげだと、そう思っています。

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